今回は、『パーキンソン病』を分かりやすく簡単に説明したいと思います。
正しい知識が無いと、適切な介護が出来ません。適切な介護ができないと、怪我をしたり、病気が悪化したり、最悪亡くなったりしてしまいます。
適切な介護をするために、正しい知識を身につけましょう。
パーキンソン病
原因
脳の黒質から出るドパミンが減ることによって、起こる病気です。
4大症状
治療法
薬物療法
⚫️L−ドーパ系のドパストン、ドパゾール
⚫️L−ドーパ+DCI配合剤のマドパー、メネシット
⚫️COMT阻害薬のコムタン
などが私が見たことがあるお薬です。その他にもお薬はたくさんあります。
手術療法
⚫️定位脳手術
⚫️脳深部刺激治療
むなかた
あまり手術をした方にお会いしたことがないので、手術を受ける人が少ないのか、手術をすると介護の必要がないのか、どちらかだと思います。
介護上の困り事
・動作の最初がしにくくなる。
・小刻みに歩く、姿勢が悪くなるなど転倒の危険が高くなる。
・便秘
・頻尿(特に夜間の尿量が多くなる)
・多汗
・めまい、立ちくらみ
・認知症のような症状が出る
・うつ症状が起こる
・小刻みに歩く、姿勢が悪くなるなど転倒の危険が高くなる。
・便秘
・頻尿(特に夜間の尿量が多くなる)
・多汗
・めまい、立ちくらみ
・認知症のような症状が出る
・うつ症状が起こる
パーキンソン病はお薬によって、だいぶ状態が変わりますので、薬の効果を観察する事が大切です。
状態を表す目安
ホーン・ヤールのスケール(Hoehn-Yahr重症度分類)
パーキンソン病の重症度をあらわします。
生活機能障害度
画像を引用させていただきました。
その他
・40歳以下で起こると若年性パーキンソン病と呼ばれる。
・1000人に1人から1.5人。60歳以上だと100人に1人。
・平均寿命はそれほどかわらない。
・難病医療費助成制度が受けられる。(ただし、ホーン&ヤール重症度3度以上で、生活機能障害度 2度以上)
・1000人に1人から1.5人。60歳以上だと100人に1人。
・平均寿命はそれほどかわらない。
・難病医療費助成制度が受けられる。(ただし、ホーン&ヤール重症度3度以上で、生活機能障害度 2度以上)
注意点
・お薬の影響が非常に強いので、飲ませ忘れや時間の変更がないようにする。
・薬が効いている時と切れた時の差が非常に大きい。
・転倒による骨折、誤嚥による肺炎、腸閉塞などに注意が必要。
・薬が効いている時と切れた時の差が非常に大きい。
・転倒による骨折、誤嚥による肺炎、腸閉塞などに注意が必要。
以上、簡単ですが『パーキンソン病』についての説明をさせていただきました。
それでは、今回はこの辺で失礼いたします。
コメント