【新型コロナウイルス】「正しいマスクの使い方」について説明いたします。【感染症対策】

 今回は、感染症予防対策の一つ、マスクの正しい使い方をご紹介したいと思います。
 感染症予防の基本と云えば、「手洗い」「うがい」「換気」などが定番ですが、マスクも感染症予防の一つです。
 ただ、マスクに関しては何気なくつけていて、正しい使用方法などを意識したことがない人も多いと思いますので、正しい使用方法をお伝えしたいと思います。
 せっかく、マスクをつけていても正しい使用方法でつけていないと、効果が減ってしまうので、しっかりと正しい使用方法で使って下さい。
 正しい使用方法を覚えて、周りの人にも正しい使用方法をお伝えすることで、私たちにも感染症が拡がることを押さえる事ができます。

マスクの正しい使用方法

✅その前に、新型コロナウイルスはどのように感染するのでしょうか?

現時点では、飛沫感染(ひまつかんせん)と接触感染の2つが考えられます。(令和2年2月23日時点)
(1)飛沫感染
感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つば など)と一緒にウイルスが放出され、他者がそのウイルスを口や鼻から吸い込んで感染します。
※感染を注意すべき場面:屋内などで、お互いの距離が十分にとれない状況で一定時間いるとき
(2)接触感染
感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスが付きます。他者がその物を触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触って粘膜から感染します。
※主な感染場所:電車やバスのつり革、ドアノブ、スイッチなど

厚生労働省 新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け) より

✅マスクをした方が良いのはどのような時ですか?

マスクは、咳やくしゃみによる飛沫及びそれらに含まれるウイルス等病原体の飛散を防ぐ効果が高いとされています。
咳やくしゃみ等の症状のある人は積極的にマスクをつけましょう。
予防用にマスクを着用することは、混み合った場所、特に屋内や乗り物など換気が不十分な場所では一つの感染予防策と考えられますが、屋外などでは、相当混み合っていない限り、マスクを着用することによる効果はあまり認められていません。

厚生労働省 新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け) より

✅正しいマスクの使い方

裏表

 結論から言いますと、メーカーさんやマスクの種類によって違います。
 例えば、ユニ・チャームさんの「超快適マスク」公式サイトによると、マスク下部のアルファベット(Unicharm)が正しく読める面が表側。
 ノーズフィットを鼻の形に合わせ、プリーツの折り目をタテに伸ばしてマスクを広げます。
耳掛けのヒモの付け根が表側にきますが、これが「正解」。

 興和さんの「三次元マスク」のパッケージ裏の使用方法によると、「内側 inside」の文字が書かれている面が顔側です。
 プリーツの折り目を伸ばしてマスクを広げます。仕上げにマスク上部のノーズフィッターを鼻の形に合わせて曲げます。こうすることで、メガネが曇りにくくなるそうです。耳掛けのヒモの付け根は裏側にきます。

 厚生労働省の公式サイトで、マスクの着用について、
「マスクをつけるときは取扱説明書をよく読み、正しくつけましょう。鼻からあごまでを覆い、隙間がないようにつけましょう」と言っているように、取扱説明書を読まないと、メーカーさんやマスクの種類によって使用方法が違いますので、注意して下さい。
 せっかくマスクをつけても、ココを間違えると効果がかなり違ってきますので気をつけましょう。

上下

 さすがに、これを間違える人はいないと思いますが、ノーズフィッターと呼ばれる針金のような部分が付いている方が上になります。

装着方法

  1. ゴムひもで固定し、鼻、口、顎を覆う。特に鼻と口の両方を確実に覆うことがポイント。
  2. 鼻の部分を押さえてフィットするよう調節する。
  3. 隙間がないように調整する。

使用中

 使用中はマスクになるべく触らないようにする。
 特に、口周りを覆うフィルター部分には触らないよう注意し、触った時はすぐに手を洗う。

外す時

  1. ゴムの部分を持ち、上の方に移動させる。
  2. フィルター部分の表面に触らないよう注意して、顔から外し、廃棄する。
  3. すぐに手を洗う。

ここは意識から抜けがちですが、フィルターの表面には侵入を防がれた菌やウイルスがついています。
 外す時に手でフィルターを触ってしまえば、手から接触感染してしまい、全くマスクの意味がありません。

ウイルス・菌対策研究所ホームページ より

✅マスクの種類

サージカルマスク

サージとは手術や処置などの医療行為を指し、本来はそのときに用いる医療用マスクをサージカルマスクと呼ぶが、風邪や花粉症の患者が用いる一般向けマスクもサージカルマスクである。一般にマスクと言った場合、この種の衛生用マスクを指すことが多いが、医療現場における定義では下記のような規格を通ったもの(外科手術などの際に使われるので外科用マスクともいわれる)を指す。

Wikipedia より

フェイスマスク

サージカルマスクや防塵マスクは、異物を吸入しないようにする目的も強いが、このフェイスマスク(衛生管理用マスク、または単に衛生マスクともいう)はみずからが異物(唾液の飛沫など)を飛散させないようにする目的のほうが強い。そのため、マスク本体に用いられるフィルタの素材の性能は、他のものに比較して低く、顔との密着性も低い。一般に簡易マスクと呼ばれることが多い。不織布を1枚程度用いて作られた(1プライという)薄いものがあり、マスクとも俗称される。サージカルマスクよりもやや性能の低い(または規格を通っていない)衛生用マスクである。衛生用マスクのうち、その目的に応じて作られた高性能なものがサージカルマスクであると考えるとわかり易い。

Wikipedia より

防塵マスク

なんらかの作業にともなって発生する粉塵・霧・細菌を吸引しないようにする目的のもので、顔との隙間を作りにくいよう、カップ型(ドーム型)である。呼吸を楽にするため、排気弁のついたものが多い。農業における農薬噴霧時にも用いられる。

Wikipedia より

✅マスクの効用

呼吸の際に外部からの埃や塵、花粉などを防ぐ用途に用いたり、また、風邪やインフルエンザ感染者のくしゃみや咳で、ウイルスを含んだ分泌物を外部に広く撒き散らしにくくする効果があり、風邪・インフルエンザに感染している患者は、他人に伝染させない為、感染拡大を防ぐ為にマスクを着用する事が求められる。
風邪ウイルスやインフルエンザウイルスは、ウイルス単体での空気感染では感染はしない。体液に含まれたウイルスによる飛沫感染や接触感染によって広がるものである。ただし、間違ったマスクの使用は、かえって感染を拡大させる。

Wikipedia より

 まずは飛沫を飛ばし、他の人に感染させないようにするのが第一の効用。
 二番目がウイルスの侵入をブロックする効用。
 最後に、菌がついた手で口から接触感染するのを防ぐ効用がある。

 ここも勘違いされがちですが、ウイルスをブロックしようと思ったら、ウイルスが侵入出来ないアミ目の細かさのマスクを買わなければ防げません。

 簡易なマスクは飛沫を飛ばすのを防ぐのが、第一目的ですので。

まとめ

 他の人に感染させないようにするには、効果があるマスクですが、結局は人がたくさんいるところに行かない、密閉された空間に長時間いない、など当たり前の事をやるのが、感染対策で一番だと思います。

 あとは、よく寝て、よく食べて、規則正しい生活をして、ストレスをなくして、免疫力を高める事が大事になると思います。

それでは、今回はこの辺で失礼いたします。

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