■① 病気の説明

アジソン病は、副腎皮質から分泌されるホルモン(主にコルチゾールやアルドステロン)が不足することで起こる病気です。
これらのホルモンは、体のストレス対応や血圧、水分・電解質のバランス維持に重要な役割を持っています。
不足すると、強いだるさや低血圧、食欲不振などが現れ、重症の場合には急激に体調が悪化することもあります。
■② 分かりやすい説明

副腎は「体を元気に保つホルモン」を作る場所です。
アジソン病では、このホルモンが足りなくなるため、体がうまく働かなくなります。
たとえば、スマートフォンのバッテリーが少ない状態のように、力が出にくくなります。
その結果、少し動いただけでも疲れやすくなったり、立ちくらみが起きやすくなります。
■③ 症状

・強い倦怠感(だるさ)
・低血圧、立ちくらみ
・食欲不振、体重減少
・吐き気や嘔吐
・皮膚や粘膜の色が濃くなる(色素沈着)
■④ 原因
副腎の働きが低下する原因として、自己免疫の異常が関係していると考えられています。
ただし、すべての発症の仕組みが明らかになっているわけではなく、不明な点もあります。
■⑤ 治療

根本的に副腎の機能を元に戻す治療は、現時点では確立されていません。
そのため、不足しているホルモンを薬で補う「ホルモン補充療法」が中心になります。
また、感染症や強いストレス時には、通常より多くの薬が必要になる場合があります。
■⑥ 患者数

日本における患者数は多くはなく、まれな疾患とされています。
正確な人数については明確ではありません。
■⑦ 介護でできる支援

① 転倒・事故予防
・低血圧によるふらつきに注意する
・立ち上がりや歩行時は付き添いを行う
・ベッド周囲やトイレに手すりを設置
② 動作支援
・倦怠感が強い時は無理に動かさない
・移動や入浴は体調に合わせて介助
・動作はゆっくり行うよう声かけ
③ 疲労管理
・活動時間を短く区切る
・こまめに休憩を入れる
・だるさや食欲の変化を日々確認する
④ 環境調整
・水分補給しやすい環境を整える
・室温を一定に保つ
・服薬管理を徹底し、飲み忘れを防ぐ
⑤ 心理的サポート
・体調の波を理解し、無理をさせない
・体調不良時も安心できる声かけ
・「今日は休めている」など具体的に伝える
■⑧ まとめ
・副腎ホルモンの不足による病気
・強いだるさや低血圧が特徴
・治療はホルモン補充が中心
・体調悪化時は早期対応が重要
・介護では無理をさせない支援が大切
参考引用)公益財団法人、難病医学研究財団『難病情報センター』ホームページより。
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