【指定難病46】
『悪性関節リウマチ』とは?
① 病気の説明

悪性関節リウマチは、関節リウマチに血管炎が合併した重症型の疾患です。
関節の炎症に加えて、全身の血管に炎症が起こることで、皮膚や神経、内臓などさまざまな部位に障害が生じます。
発熱や皮膚潰瘍、神経障害などの症状が現れ、進行すると臓器機能に影響を及ぼす可能性があります。
全身管理が必要となるため、早期の診断と継続的な治療が重要とされています。
② 分かりやすい説明

この病気は、関節の炎症だけでなく、血管にも炎症が広がることで体全体に影響が出る状態です。
例えば、手足の関節が痛くて動かしにくい状態に加えて、皮膚に傷ができやすくなったり、しびれが出たりすることがあります。
これは血管の炎症によって、必要な栄養や酸素が届きにくくなるためと考えられています。
③ 症状

・関節の痛みや腫れ、こわばり
・発熱や強い倦怠感
・皮膚潰瘍や皮膚の異常
・手足のしびれや神経障害
・内臓機能の低下(重症例)
④ 原因
関節リウマチを基盤として発症するとされています。
免疫の異常が関与していると考えられていますが、なぜ重症化して血管炎を伴うのかは完全には分かっていません。
⑤ 治療

根本的に治す治療法は確立されていません。
主に以下の治療が行われます。
・ステロイドによる炎症の抑制
・免疫抑制薬の使用
・関節リウマチに対する治療(生物学的製剤など)
全身状態に応じた継続的な管理が必要です。
⑥ 患者数

日本では比較的まれな疾患とされています。
関節リウマチ患者の一部に発症するとされていますが、正確な人数は一定していない場合があります。
⑦ 介護でできる支援

① 転倒・事故予防
・関節の痛みや筋力低下により転倒リスクがあるため見守りを行う
・手すりや滑り止めマットを設置する
・歩行時は無理をさせず、必要に応じて介助する
② 動作支援
・関節への負担を減らすため、ゆっくりとした動作を促す
・更衣や入浴は関節の可動域に合わせて介助する
・福祉用具(自助具など)を活用する
③ 疲労管理
・炎症による倦怠感が強いため、活動を小分けにする
・休息時間をしっかり確保する
・体調や発熱の有無をこまめに確認する
④ 環境調整
・関節への負担を減らすため、生活動線を短くする
・寒さで症状が悪化することがあるため室温を調整する
・使いやすい高さに物を配置する
⑤ 心理的サポート
・慢性的な痛みや不安について具体的に話を聞く
・できる動作を維持できるよう支援する
・症状の変化を共有し安心感につなげる
⑧ まとめ
・関節リウマチに血管炎が加わる重症型
・全身にさまざまな症状が出る
・原因は完全には分かっていない
・長期的な治療と管理が必要
・介護では「関節保護」と「安全確保」が重要
参考引用)公益財団法人、難病医学研究財団『難病情報センター』ホームページより。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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