【指定難病149】『片側けいれん・片麻痺・てんかん症候群』とは?症状・原因・介護でできる支援について分かりやすく説明します。【介護】

■① 病気の説明

片側けいれん・片麻痺・てんかん症候群は、主に乳幼児期に発症し、体の片側に強いけいれん発作が起こることから始まる疾患です。その後、同じ側に片麻痺(手足の動きにくさ)が残り、さらにてんかん発作を繰り返すようになることが特徴です。

発作や麻痺により、運動機能や発達に影響が出る場合があります。
長期的に経過をみながら、医療と生活支援を継続することが重要とされています。


■② 分かりやすい説明

この病気は、「体の片側に強いけいれんが起き、そのあと同じ側が動かしにくくなる病気」です。

例えば、最初に右側だけが大きくけいれんしたあと、右手や右足が動かしにくくなることがあります。その後も発作が続くことがあり、日常生活に影響が出てきます。


■③ 症状

・片側のけいれん発作
・片麻痺(体の片側の動きにくさ)
・てんかん発作の持続・再発
・発達の遅れ
・運動機能の低下


■④ 原因

はっきりとした原因は分かっていません。

脳の炎症や障害などが関係している可能性が指摘されていますが、発症の仕組みについては不明な点が多いとされています。


■⑤ 治療

根本的な治療法は確立されていないとされています。

・抗てんかん薬による発作のコントロール
・リハビリテーション(麻痺に対する機能訓練)
・症状に応じた対症療法

発作管理と機能維持の両方が重要になります。


■⑥ 患者数

日本における患者数は非常に少なく、まれな疾患とされています。
正確な人数は明確には分かっていません。

日本における症例報告の累計では100例以下であり、確定診断例は少なくまれな症候群です。


■⑦ 介護でできる支援

① 転倒・事故予防
・片麻痺によるバランス低下に配慮し、手すりや滑り止めを設置する
・発作に備え、周囲に危険物を置かない

② 動作支援
・麻痺側を意識した移動・更衣の介助を行う
・リハビリ内容を日常生活に取り入れ、機能維持を図る

③ 疲労管理
・発作やリハビリで疲れやすいため、こまめに休憩を取る
・無理のない活動量に調整する

④ 環境調整
・片麻痺に合わせて生活動線を調整する
・よく使う物は健側に配置し、使いやすくする
・発作時に安全を確保できる環境を整える

⑤ 心理的サポート
・身体の変化に対する不安に配慮する
・できる動作を尊重し、自立を支援する
・家族と連携し、一貫した対応を行う


■⑧ まとめ

・片側のけいれんから始まる疾患
・片麻痺とてんかんが特徴
・原因は不明な点が多い
・根本治療は確立されていない
・介護では麻痺と発作の両方への対応が重要


参考引用)公益財団法人、難病医学研究財団『難病情報センター』ホームページより。

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