■① 病気の説明

若年性特発性関節炎(JIA)は、16歳未満で発症する慢性的な関節炎の総称で、関節の痛みや腫れ、動かしにくさが長期間続く病気です。症状の現れ方はさまざまで、関節だけでなく発熱や発疹など全身症状を伴うタイプもあります。
成長期の子どもに発症するため、関節の変形や発達への影響が出ることもあり、継続的な管理が重要とされています。
■② 分かりやすい説明

本来、体の免疫は外敵から体を守る働きをしますが、この病気では自分の関節を攻撃してしまうと考えられています。
例えば、転んだわけでもないのに膝や手首が腫れて痛み、朝になると関節が固くて動かしにくい状態が続くイメージです。こうした症状が長く続くのが特徴です。
■③ 症状

・関節の痛みや腫れ
・朝のこわばり(動かしにくさ)
・発熱(特に全身型)
・発疹
・関節の動きの制限や変形
■④ 原因
原因ははっきり分かっていません。
免疫の異常が関与していると考えられていますが、なぜ発症するのかは解明されていない部分が多いです。
■⑤ 治療

炎症を抑える薬(抗リウマチ薬や生物学的製剤など)を用いた治療が行われます。
また、関節の動きを保つためにリハビリテーションも重要です。
ただし、完全に治す方法は確立されていないとされ、症状をコントロールしながら長期的に管理していくことが基本となります。
■⑥ 患者数

日本での患者数は数万人程度とされていますが、正確な人数は変動があります。
比較的まれな病気とされています。
■⑦ 介護でできる支援

① 転倒・事故予防
・関節の痛みで踏ん張りがきかないため、滑り止めマットを設置する
・階段や段差には手すりをつけ、移動時は見守りを行う
② 動作支援
・朝のこわばりが強い時間帯は、着替えや移動を部分的に介助する
・関節に負担をかけない動き(ゆっくり・小さく)を一緒に確認する
③ 疲労管理
・痛みや炎症で疲れやすいため、活動と休息のバランスを調整する
・学校や活動後は必ず休む時間を確保する
④ 環境調整
・関節への負担を減らすため、椅子や机の高さを調整する
・寒さで痛みが強くなる場合があるため、室温管理を行う
⑤ 心理的サポート
・周囲と同じようにできないことへの不安を受け止める
・「できたこと」を具体的に伝え、自信を保てるよう支援する
■⑧ まとめ
・子どもに発症する慢性的な関節炎
・原因ははっきり分かっていない
・関節症状だけでなく全身症状が出る場合もある
・治療は長期的な管理が基本
・介護では関節への負担軽減と生活調整が重要
参考引用)公益財団法人、難病医学研究財団『難病情報センター』ホームページより。
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